新潟の和菓子店
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突然の雨と霰が車のフロントガラスを叩きます。 車の外の気温は9度。 雨が止むと色づいた街路樹が道を彩っています。 あっという間に11月も半ば。 私の小さい頃、この鯛のお菓子の注文が来るのを楽しみにしていました。 大きな餡を丸め白餡で包みます。 鯛の型に入れ取り出し、工場の作業台の上に白い鯛が沢山並びます。 白い鯛の目に10円玉を一個づつ並べます。これが幼い私の仕事です 次に丸いポンプの付いた噴霧器でピンク色に色づけ。 全体はピンク色に染まっていても10円玉を取ると目は真っ白。 この10円玉を取る瞬間が好きで「やらせて」とお願いしても 幼い私にはやらせて貰えませんでした。危なっかしかったのでしょうね。 父の指先はピンク色に染まり作業用の10円玉もいつもピンク色に染まっていました。 それからようやく目を入れ、艶出し用の寒天液を塗ります。 ピカピカして本物の鯛みたいで美味しそうで・・嬉しくて そんな思い出があります。 そんなお菓子も今は注文が少なくなりました。 「昔は餡ではなくて粉菓子だったわよね。それでも貰うと嬉しくて」 なんてご注文いただいたお客様とお話しました。今では珍しいお菓子の一つなのでしょう。 小さい頃の思い出の一つに 必ずお菓子の思い出はあると思います。 私の子供達の思い出のお菓子は何になるのでしょう。
by nimuraya
| 2008-11-11 08:00
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