新潟の和菓子店
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![]() 先日二宮邸で公開していたものだそうです。 天の川は照明と糸巻きのシルクの輝きに映し出されたファイバーと銅線を絡め編んであります。 女のアーティストの方は草間弥生さんを始め共通したものがあると私は感じます。 子宮の中の赤ちゃんを想像させる「子供を産むことが出来る性」特有の作品表現だと思います。私だけの偏見でしょうか。 ![]() さて教室でのお勉強をご披露します。 五節供の一つ七夕は7月7日の夕刻です。 節句の「句」が「供」になっているのは節日の供物という意味からこの字を使います。 遣唐使によってもたらされた 中国古来の「乞功奠(キコウデン)」 「二星の物語」と 日本古来の「棚機(タナバタ)」信仰が習合したものです。 「乞功奠(キコウデン)」は技が巧みになることを請う祭りで 学問の上達や習い事の上達を願いました。 ![]() 「棚機(タナバタ)」信仰とは神を迎える為に穢れの無い乙女が機を織る行事です。 神を包む羽衣を織るといことは「魂を包み込むこと」そのことが神聖な行事とされました。 その棚機津女(タナバタツメ)という乙女は古事記や源氏物語にも登場するようです。 ![]() 笹に願い事を書いた短冊を飾るようになりました。 「笹」は夏のこの時期夏越の祓いの時も同様に神の依代とされます。 この七夕の行事はお盆の前の禊ぎ的な部分が多く 神というより精霊(ご先祖様)達の宿る場所として「笹」が使われます。 7という数字は陰陽五行説でも世界的にも聖なる数です。 7日ごとに変化する月の 朔 上弦 望 下弦 と関係しているのでしょう。 日本の暦はもともと月の満ち欠けによる「太陰太陽暦」でした。 ところが鎖国をやめた明治6年、世界で使われていた暦「グレゴリオ」に突然替わりました。 所謂旧暦から新暦にかわったのです。当然の大混乱。 特に農作業には旧暦が必要とされ二十四節季が大切になりました。 日本人はもともと農耕民族です。 麦や夏野菜の実りに感謝する収穫祭としても七夕は意味がありました。 七夕で有名な仙台ですが何故東北地方?何故なら伊達政宗が文化向上のため 家の軒先に飾ることを奨励したという話があります。 そこに昭和2年の東北産業博覧会がありその宣伝効果で 仙台の七夕は有名になったという話です。 ![]() ①五色の短冊は人間が必ず必要な智・仁・礼・義・信 「五常の精神」が黒・緑・赤・白・黄色で色で表されます。 奈良の春日大社の「鹿の巻き筆」という筆も筆の部分と尻の部分にこの5色が使われています。 ②梶の葉はとても面白い形をしていて天の川を渡る船の舵と梶の言葉あわせで使われます。 ③五色の素麺は麦の収穫④繭玉、糸枠 琴札、飾りました。 いつもこの作品作りはさっさと出来上がるのですが今回は全くまとまらず、自分の未熟さを悟り 通常一年でこの「室礼教室」は卒業するのですが、「先生!私留年します」と宣言しました。 ![]() 今回のお菓子は天の川をイメージした金平糖でした。 しかもこんな素敵な器に入れられて!! ![]() すっかり虜になり私にもと所望したら 「あら この方のご親戚がこの室礼教室の方だから聞いてあげるわ」 と先生のなんと気さくなお返事。図々しくもしっかりお願いしワクワクです。 ![]()
by nimuraya
| 2008-07-02 22:08
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