新潟の和菓子店
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古事記の時代から日本は神道でしたが、 6世紀推古天皇の頃仏教が入り習合され今に至っています。 神道では365日を前期後期に分け、1月1日のお正月で先祖の御霊を年神様とし、神様を祀り 6月30日夏越の祓いをして7月1日からお盆が始まります。 お盆は精霊、死者の魂を祀る先祖の祭礼です。 昔、商家の使用人が薮入り(お休み)をいただけるのも暮れとこのお盆。 盆礼として両親やお世話になった恩師にお礼をしました。 その盆礼に鯖や鰤を使ったそうです。 鯖は生飯と書いてサバと読ませ貴重な米との語呂合わせで使われたという話ですが 「正月に餅食わず、盆にサバ食わず」という言葉が残っているところからしても興味深いです。 お盆飾りは「地獄の釜蓋一日に開く」といことからも7日ごろ迄にするのが習わしだったそうです。そして13日にはお墓参りに行き火を貰い、素焼きのお皿にもった麻柄(オガラ)で火をつけ 更に盆棚の火をつけ御先祖様を自宅に招き入れました。 お盆棚の飾りには真ん中にお線香(知恵)左に花(慈悲)右に蝋燭(功徳)という 「貢具足(ミツグソク)」と言われる飾りを施し、 行きは馬に乗り早く帰りは牛に乗りお土産を沢山お持ちいただきゆっくりと と言われるように胡瓜や茄子で馬や牛を作り飾ります。 お盆の行事の一つ 念仏が歌になって輪を作って踊るのが盆踊りです。 真ん中の櫓は神の依代でもあります。 踊りで笠を被ったり、お化粧したりするのは生きてる人間が仮装して精霊になったつもりで、新盆のお宅の前で踊ったといわれております。 そうやってご先祖様をお迎えし、今度は御先祖様のお帰りです。 精霊流しや京都の送り火などが有名です。花火も精霊送りの行事の一つです。 今や夏の風物詩、観光の目玉としての意味合いが強いように思いますが・・・。 砂丘館の床には、東京の三越本店に飾ってある天女(まごころ像)で有名な佐藤玄々の観音様にも達磨にも見える軸が飾ってありました。観音様は「世の中の音を見る」願いをかなえてくれるといわれております。人々の心の苦しみを取り除き楽しい思いを与えてくださる「抜苦与楽」「慈悲」の神様です。 水、閼伽水(アカミズ)を飾ることは山水思想によるもので、 清らかな水は輪廻転生をも表します。 撒いた場所が神聖になるといわれている散華を飾り 龍乳果と呼ばれる房もの葡萄などを飾ります。 ちょっと話は変わりますが、中国の三大宗教と呼ばれる、仏教(釈迦)道教(老子)儒教(孔子)の中で道教の道(タオ)と呼ばれるタオイズムは東洋(日本)と西洋では考え方が違うことを指摘しています。日本では道はあくまで過程で進んでいく道であり終わりがありません。茶道、華道 道とつく日本古来の芸事などを考えるとよくわかります。 しかし西洋で道は 目的やいく先という感覚しかないそうです。 同じ地球の中、国、地方、地域、町内、各家庭、個人間、考え方は様々です。 お盆しかり、各行事しかり、全て心の問題ですね。
by nimuraya
| 2008-08-06 15:32
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